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  • 執筆者の写真T sakurako

IT気になるニュース(アニメとAI関連)

前回のAIとアニメに関するニュースの感想記事を書きましたが、今回もまた似た話題です。というか同じ話題です。

前回とはまた異なる、アニメ制作におけるAI技術の紹介記事です。




 


『アニメ×ゲームサミット2021 Wintter』というイベントでAlgoageの大野峻典氏のセッション内容を紹介したもので、アニメ・ゲーム制作におけるAI活用についての記事です。

ちょっと今回はアニメ関連だけに絞って感想を書きます。


イラスト自動生成でキャラクター作成のアイデア出しというのは面白そうだなと思いました。キャラクターデザインは多くのパターンを用意して考えていかなければなりませんが、これなら少なくとも自動生成なので「アイデアを描き出す」時間は削減できそうです。

個人的には最終的に「若干修正を加える」というより「それをもとに新たに描き起こす」ことになると思っているのですが、とにかく方向性のハッキリしているものなら手間を減らせるなと思いました。

キャラクターデザインそのものというより、アイデアサンプルのための技術かなと私は考えています。


アニメの中割生成やペイント技術について、これはアニメの全体的なクオリティアップになりそうだと思いました。

今時少ないとは思いますが、配色間違いや動画の崩れが解消されそうです。

というか今はキャラクターデザインも細かいので、配色作業がかなり楽になりそうだなあと。


最近は「何枚も絵を描いて動かす」ではなく「一枚絵が動いている」というもののほうが多く見かけるように思います。Vtuberやスマホゲームのキャラクターにもよく利用されている技術だと思います。live2Dなども有名ですね。

それのより低コストなものとしてDeepAnimeのような技術もどんどん必要とされていくのかなと思いました。





こちらは先のペイント技術…自動着色AIについての記事です。

やはり着色作業は結構なコストがかかるもののようで、これの技術があればかなりの作業削減になりそうです。

配色の学習ってどういうものなんでしょう?参考のイラストと構図やポーズによって難しくなってしまうのでしょうか。例えば「服の裏地だから表より薄い(濃い)」のような文脈的な学習もできるのでしょうか。


しかしAI技術の話題関してこういうことを言うのは野暮かもしれませんが、ちょっと思ってしまったのが、これに任せっきりにしてミスがあった時の修正が面倒だなあと…

もちろん使いようだと思いますし、チェックするためのシステムも作られるのでしょう。


こういう不安が何で生まれるんだろうと考えたところ、なんだか「優秀なたった一人に結構な作業量を任せる」ような感覚がするからだと気付きました。


興味のある分野に関するAI記事だからこそ、

便利な技術への抵抗感の正体になんとなく気づいてしまった気がします。

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